今朝、「今日は土曜日」の夢を見て 遅刻しそうになった機長です
火曜日だって気付いてガッカリ!!…
前回予告した、砂利敷きのお話です
作業の数日前、K課長が近づいてきて
「や~機長、トラクター乗れるら?」
この課長は、非常に話しが長い
なので「乗れない」なんて答えたら、家の手伝いとかしないから乗れないだの あ~たら こ~たら始まってしまうかもしれないと思った機長
「乗れるさ」(この時点で何で聞かれているのか分かっていない、もちろん生まれて一度もトラクターなんて乗った事ない!」
課長「そりゃぁ良かった、今度の砂利敷き 機長ん家のトラクター使って均すからやってくれ」
(げっ、先にそれを言えよ)
機長「どうやって持ってくんの?、近い業者とかに頼めばいいじゃん」
課長「だって、社長がもったいないって言うんだもん、俺が持ちに行くよ」
(社長が…誰も逆らえない…)
父上でもある社長、彼の性格からして 簡単に家のを使えとは言うが、絶対自分でやらねぇよなぁ…
仕事なんかもそう、請けてきては「なんとかやっといてくれ」(課長とかには言わず機長に言う)
そんで機長は大忙し、社長の信用もあるし 下手なやっつけ仕事はできないので、いつも苦労している
…しかし感謝されるのは社長なのである
機長は、黒子のようなもんだな…
こうなったら乗るしかない、機長は言いたくないが家に帰って 社長に言った
機長「トラクターの乗り方教えてくれ」
社長「覚えて何するだ?」
機長「えっ?砂利敷きやってくれんの?」
社長「あ~あ~! やらねぇよ」(やっぱりだよこの人…)
そんで講習開始、っていうか 教えてくれって程のもんじゃなかった
なんだ、案外簡単じゃん
砂利なんかを敷く時の、ショベルの角度や すくう時の角度なんかを 口頭で教わった
これで明日はバッチリ!機長の頭の中では、素晴らしく均等に綺麗に砂利が均してあった
そして当日
朝 課長がトラクターを取りに来た(荷台がスライドする車載車)
機長が、バックで車に載せている時 母上がこちらに向かい言った
「おまえよく乗れるじゃん」(母上は講習を知らない)
「当たり前じゃん、こんくらい乗れるわ」(今日からですけどねっ)
作業開始
所々にダンプが砂利を撒いていく、機長がトラクターでだいたい均し 仕上げは他の社員がスコップ等で修正する段取りだ
あれ? 想像通りにいかん!(焦)
頭の中で思ったようにはいかないのだ!、取り過ぎちゃったり少なすぎたり…
それでもやっているうちにコツをつかみ、何とかなりそうだな…
そこへ社長登場
ショベルをもっと寝かせだの、上げろだの下げろだの言い始めた
社長「違う違う、もっとこう!」
機長が均すのを待っている他の社員も、このやり取りを見ていた…
(何か、この大注目の中でのダメ出しって、すげぇやだなぁ…)
ついに機長「言ってるだけじゃなくて、やって見せてくれや」
どんなもんか見てやろうじゃん、くそ~
社長が乗り込み、ショベルが砂利の山に置かれる そして動き出した
その瞬間全員が!
「お~!うめぇ~!」
なんと、綺麗に砂利が平らに均されていくではないか!
しかもスピードが機長とは全然違う、無駄な動きがまったくないのだ
あっという間に一山を均してしまい、トラクターを降りる社長
こちらに向かってきた社長が一言「ほらっ」
くそ~、すげぇプレッシャー 社長にやらせた事によって、自分を追い込んでしまった…
こういうのもいつもだ…この社長のテクニック!
いや!砂利敷きのテクニックではない、生き方のテクニックだ…
苦手なものは、決して手を出さないが 得意なものはさりげなく披露する
結果 みんなの頭→さすが社長
いつもこうだよ、うますぎる 俺を踏み台にスポットライト浴びやがって…しくしく
その後、見た通りにやったら機長にも出来たのだが、なんか納得いかん
しかし さすがだぜ…
トラクターを手足のように使っていた…
セルシオがセカンドカーじゃねぇの?と 思ったくらいである
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